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自分辞典 カラー診断のポイント【外向と内向/過去・現在・未来思考】

今回は自分辞典 カラー診断のポイントである、自分辞典の主流となる考え方『外向と内向、過去・現在・未来』について見ていきます。

各カラーやそれぞれの分類の仕方によって、

  • 苦手なことや得意なこと
  • 行動や思考の傾向
  • 考え方の視点や特徴 など

を特徴として分けたもので、優劣はありません。

あくまでも傾向として捉えていくことが重要です。

また、外向的・内向的については、多くの人がその両方を持っていると言われています。

「過去・現在・未来志向」については物事を判断したりする際に、視点はどこに向いているのか」という特徴をとらえ、分類したものです。

また、内向的・外交的の考え方は「ユング心理学」がベースになっています。

自分辞典の各カラーを細かく見る前に、「内向的・外交的」の2つの考え方からおさえていくと理解しやすいでしょう。

 

自分辞典 カラー診断における「内向的・外向的」とは?

カラーは「外向的・内向的」の2つに大きく分けることができます。

内向的カラーは「ホワイト・グリーン・ブルー」

外向的カラーは「イエロー・レッド・オレンジ」

今回は各カラーの詳細ではなく、「外向的・内向的」というカテゴリーについてみていきましょう。

ここで大体の大枠を押さえておくと、今後の各カラーの理解がぐっと深まります。

外向資質の傾向とは?

関心が外側に向かっており、社交的で交際範囲が広いという特徴があります。

他の人と話すことが苦でないため、人付き合いが良く、話しやすく明るく、一緒にいると元気になれる、そんなイメージですね。

また行動力がある人が多いとも言えますが、その反面、熱しやすく冷めやすいところがあり、興味の対象がよく変化することがあります。

楽観的で明るいところがある一方で、おおざっぱなところがありますが、過去にさかのぼってじっくりと物事を考えることがなかなかできません。

その結果、最後まで物事をやり通せないことがあったり、気分が散漫になりがちです。

しかし、決断力や協調性に優れていて、リーダーシップをとることができます。

他人とコミュニケーションをとることで、能力を発揮できるのが特徴。

外向的な資質を活かした働き方とは?

社交性があるタイプなので、仕事においても人と接する仕事だったり、グループワーク営業などの対人交渉などに適性があるといえます。

またチャレンジングで前向きに取り込む姿勢の人が多いので、行動力があり決断力があるため、指導したりグループを統率したりすることが得意です。

自分1人だけではなく周りの人と一緒にゴールに向かって成長していくことが好きな人が多いのも特徴と言えるでしょう。

内向的な資質の傾向とは?

関心が内側に向いているため、団体行動よりも1人で行動する単独行動が好きです。

人付き合いが深く、狭い傾向があります。

自分について話すことが苦手としている人が多く、あまり人から話しかけてほしくありません。

しかし、心を開いた相手や、打ち解けた相手とは付き合いが深くなる傾向がありますね。

失敗を避ける傾向があるため、何事も慎重に行動する人が多いのも特徴です。

一人で集中することが好きで、じっくり慎重派。

そのため、自分自身に興味があり、自分で答えを出したいタイプとも言えますね。

リスクを想定し、事前にしっかり準備や調査をした上で、物事を判断します。

感情豊かに表現する事は少ないですが、繊細な部分もあるため、自分の内側と自分の時間を大切にして、他人よりも自分と向き合うことを何よりも大切にする人とも言えるでしょう。

物事の細かいところに目がいくため、過去のデータや調査などに基づき、正確な答えを導きだすスキルがあります。

外向的な資質を活かした働き方とは?

自由度が高い仕事よりも、やるべきことが明確で、ある程度のルールのある中での業務をこなしていくことが得意とする人が多いのが特徴です。

物事をまとめたり、単純な作業を繰り返し行うことが苦手としないため、専門性のある仕事が向いています。

何か突発的な出来事があり、即座に対応することが苦手であるため、事前に計画を立てて、確実に行動する能力が優れている人が多いのが特徴と言えるでしょう。

過去・現在・未来志向とは?

自分辞典の6色のカラーはどのような考え方をするのかという「思考パターン」で見ていきます。

以下のように、3つに分かれます。

  1. 未来思考
  2. 現在思考
  3. 過去思考

未来思考とは

5年から10年後を見て、ロングスパンで目標やゴールを設定する傾向があります。

また、リスクを考えないのも特徴で、とにかく前に進むタイプ。

アイデアマンであり、ゼロから1を生み出すのが得意です。

今までないものを作り出すことにワクワクするタイプで、口癖は「どうやったらできるかな?」で、未来を常に考えています。

未来には興味があるものの、過去は忘れる傾向があり、記憶をすることが苦手ですが、決断力がある人と言えるでしょう。

現在思考とは

「今、すること」を考えるタイプです。

わりと今現在から近いことを考える傾向があり、長くても1ヵ月後くらいのことまでしか考えない傾向があります。

未来志向に比べ、想像力が豊かなタイプではありません。

そのため、厳密に将来の目標を立てたりするよりかは、むしろ決めないほうがうまくいくタイプと言えますね。

また、未来のことを描いたり、また過去に執着をすることもあまりなく、現在に集中する傾向があります。

短期集中型で取り組むとうまくいきやすいでしょう。

過去思考とは

口癖や思考が過去に向けられる傾向があり、慎重派です。

記憶力があるため、昔のことをしっかり覚えていて、嫌なことをされたらずばり根に持つタイプ。

今までの経験値などから物事を考える傾向があり、時間がかかって決断するタイプのため、行動はゆっくりめと言えるでしょう。

自分辞典カラー診断における、6色の特徴をまとめました。

ホワイト 内向的未来思考
イエロー 外向的未来思考
グリーン 内向的現在思考
レッド 外向的現在思考
ブルー 内向的過去思考
オレンジ 外向的過去思考

 

まとめ 自分辞典 カラー診断のポイント

今回は自分辞典の診断のポイントである、

  • 外向的と内向的
  • 過去・現在・未来志向

についての解説でした。

能力や才能の「できる・できない」の優劣ではありません。

あくまでも傾向としてとらえ、自分自身の特徴を知り、個性や強みを生かすことへのきっかけとして、自分辞典カラー診断の結果を活用していきましょう。

自分辞典は、ユング心理学をベースに開発されています。

ユングは、実に20年の歳月をかけて性格分類を行いました。

自分の性格や能力を把握し、仕事や人間関係での活かし方が分かれば、個性が強みとなって、生きやすさにつながります。

この本では、ユング心理学における性格の分類と、特徴、および活かし方のヒントが紹介されています。

自分辞典やユング心理学を通じて、自分の性格や強みを見直し、個性を大事にしていきましょう。