マナーって覚える意味あるのかな?
マナーってなぜ必要なんだろう?
今度、マナー研修をするみたいだけど、難しそう・・・
マナーときくとテクニックやノウハウをイメージしがちですが、社会の一員として過ごす上でマナーは必要であり、切ってもきれないと言えます。
「テーブルマナー」や新人研修で行う「名刺の交換や言葉遣い」もマナーの1つです。
しかし、もっと身近なシーンに置き換えると、
- お箸の持ち方
- 電車でのスマホのマナー
- 靴を脱いだら靴を揃える
などがありますね。
私たちは家にいる時や会社、学校にいる時もマナーを実践していることがたくさんあります。
まずはマナーがなぜ必要なのか、そのメリットをおさえ、その上でマナーを知って、行動するのが実践的と言えます。
就職や転職活動、商談、ビジネスシーンに役立ちますし、また恋愛や婚活でもメリットがあると言えますね。
重要なのはマナーを暗記するのではなく、基本的な知識をおさえ、相手や環境に応じ、考えた上で「ベストな行動」をすることです。
今回は、いわゆるノウハウではなく、マナーの基本的な考え方を解説しました。
実は、マナーは絶対的なルールはないとされています。
その理由も一緒に見ていきましょう。
なぜマナーが必要?マナーを学ぶメリット3つ
他人との円滑なコミュニケーションのため
マナーや礼儀を習得することで、相手に失礼のない対応ができるようになるため、コミュニケーションが効率的にできるようになります。
マナーで印象UP
マナーをふまえた対応をすることで、相手を尊重したり、誠意を伝えることができます。
結果、信頼できる人として印象を残せることにもなります。
相手への思いやりとしてのマナーが、自分への評価として返ってくるとも言えますね。
好感度がUPすれば、人間関係も広がり、チャンスや可能性を広げることにもつながるでしょう。
(例 ビジネスシーン、昇進、転職、婚活シーンなど)
マナーを知っておくことで、自信につながる
マナーが「できない」「知らない」という思い込みで、消極的な態度になってしまうことはありませんか?
一般常識として、「基本的なマナーとその本質」をおさえておくことで、積極的になれるのもメリットと言えしょう。
いつ、どんな時でもマナーに対する不安がなく、堂々といられることで、自己肯定感が上がり、自信がつきます。
マナーを一通り早い段階でおさえておけば、より有利になり、一生の財産を手に入れることができます。
マナーを学ぶ上での重要ポイントとは
マナーでいちばん重要なのは、相手への気遣いと思いやりです。
「相手が快適に過ごせるか」が大切なのです。
マナーは暗記するものだと思っていませんか?
実はマナーに「絶対正しい答え」はないとされています。
よくマナー講座や本にノウハウが書いてありますが、あくまで「一般的な型」です。
この「型」を暗記するのがゴールではありません。
なぜなら「相手が変われば、マナーも変わる」からです。
例えば、相手が緊張してしまうほどに、マナーを使って丁寧に「しすぎる」のはかえって逆効果ですね。
また、マナーの知らない人に恥をかかせるのも、マナー違反と言えます。
相手や場所など、その状況に応じることで、よいマナーと言えます。
マナーはどのような手順で実践したらいいの?
- 「型」を覚える (マナー本などで知識を習得する)
- 「考え」る
相手の状況を見る、察する、観察する。
「どうしたら相手が安心するか、快適に過ごせるか」など、想像力を働かせましょう。
- 「行動」する (相手にとってベストになるような、行動をする)
常にマナーの本質を念頭におき、基本的な知識をマスターしながら、相手の心情や背景を理解するようにしましょう。
マナー用語 マナーやホスピタリティの違いなど
プロトコールとは? 国際儀礼 外交儀礼、協定(慣習、礼儀作法)
- 国際間の外交、国際儀礼を指す「社交上のルール」
- 絶対的なルールはなく、時代や地域により変化する
- 歴史や習慣が違う国同士が、スムーズに交流するために「お互いに守るルール」
プロトコールの5原則
異文化尊重 | 相手への理解と敬意。自国と相手国を同じように扱う。 |
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序列の重要性 | トラブルにならないよう、予め決められる序列がある。全ての国に対して、平等に接するのが基本。 |
右上位 | プロトコールは主催者から向かって右が上位になる。 |
相互主義 | 平等であることが前提なため、「招待されたら、招待する」など、一方通行ではない考えのこと。 |
レディーファースト | 女性の社会進出によって変化はあるものの、国際的には原則とされている。 |
エチケットとは? 【作法や行動の「型」】
- いわゆる知識やノウハウ、ルールの部分のこと(頭で覚える、暗記)
マナーとは? 【態度、行儀(礼儀作法、習慣)】
- マニュアルではなく、「相手を気遣う」という思いを表現
- 相手などに応じて、臨機応変な対応が必要
- 国や地域、文化的背景や時代によっても変わるもの
- 「相手に気遣う気持ちが伝わっているか」が重要
ホスピタリティーとは? 【歓迎、おもてなしの心】
- 「快適さ」のレベルを超えて、相手により喜んでもらいたい気持ちの表現
- いわゆる「サービスのよさ」「サービス精神」のこと
まとめ 「なぜマナーが必要なのか?」それは相手に対しての思いやりと快適性を表現する1つのツール
これまで、マナーの本質を見てきました。
マナーは相手がいて初めて成り立つということです。
違う立場、環境、文化など、グローバル化が進めば、よりマナーも重要になってきます。
難しいマナーのテクニックやノウハウだけにフォーカスするのではなく、例えば、
- SNSなどネット上でのマナー
- ご近所の人とすれ違ったら、挨拶をする
- 喫煙のマナー
など、まずは身近な生活から実践していきましょう。
ポイントは快適性と相手に対する思いやりです。
ぜひ「できるところ」「できること」からマナーを実践していきましょう。